このサイトへの接続だけを調べる
本ページで提供しているブラウザSSL/TLS接続情報表示ツールは,現在あなたが利用しているブラウザと,当サイト(ZeroTools)を配信しているサーバーとの間に確立された接続パラメータを可視化する単機能のUIコンポーネントです.画面上に表示されるセキュリティプロトコルのバージョン(TLS 1.3など)や接続プロトコルは,あくまで「当サイトの接続診断リクエスト」における通信状態を示しています.
任意のウェブサイトのドメインやURLをテキストボックスに入力して,外部サイトが使用しているSSL/TLS証明書を取得したり,証明書の有効期限までの残日数を検査したりする機能は実装されていません.
また,対象サーバーの脆弱性を監査する機能や,証明書のチェーン階層を視覚化するような仕組みも存在しません.本ツールはReactのuseEffectフックによって,ページをマウントした直後に一度だけ自動で接続の診断を開始するシンプルな設計となっています.外部のデータベースに対するクエリ実行や,AIを用いた接続状態の推測,証明書の不正発行を検知する機能といった未実装の処理は行われません.
対象となるのは当サイトの配信インフラとの通信のみである点を踏まえ,手元のブラウザがどのようなネゴシエーションを行ったかを確認する事実確認の用途としてご活用ください.
取得経路と通信
本ツールが画面に表示する各種接続パラメータは,当サイトが利用しているCloudflare環境の接続診断エンドポイント(/cdn-cgi/trace)に対して非同期のHTTPリクエスト(fetch API)を行うことで取得しています.本ツールは同一サイトのエンドポイントへアクセスし,リクエストを送信してきたクライアントとサーバー間でネゴシエーションされた通信のプロパティを,改行区切りのプレーンテキスト(ip=...,loc=...の形式)として返却します.
ツールはこのテキストデータを改行と等号(=)で分割し,内部のJavaScriptオブジェクトとして解析して画面にバインディングします.この仕組み上,診断を実行するためにはCloudflareのエッジネットワークを経由する公開環境でのアクセスが必須条件となります.
ローカル開発環境でのテスト実行時など,指定のトレースパスが存在しない環境からアクセスした場合は,HTTPステータスがエラーとなり「Cloudflare 接続診断エンドポイントの取得に失敗しました」というエラーメッセージがUIに描画されます.また,取得したテキストデータの解析結果において,IPアドレス(ip)やHTTPプロトコル(http)といった必須の文字列キーが確認できない場合も,診断の応答が不完全であると判定し失敗として扱われます.
TLS・HTTPの読み方
エンドポイントから取得した接続情報のうち,暗号化通信の基盤となるのがTLSバージョンとHTTPプロトコルの値です.ツール上の「セキュリティプロトコル」には,TLS 1.3やTLS 1.2といったサーバー側でネゴシエーション済みの暗号接続バージョン文字列が表示されます.
対象の項目(tls)がHTTPレスポンスのテキストに含まれない場合は初期値として「不明」という文字列を割り当て,存在しない値を勝手に推測して断定することはありません.
「接続プロトコル」の項目には,http/2やhttp/3といったHTTPのバージョンが表示されます.本ツールでは,Cloudflareエンドポイントから返却されるプロトコル情報(http)を優先して表示状態を構築しますが,同時にブラウザが提供するPerformance API(PerformanceNavigationTiming.nextHopProtocol)から取得したページ読込時のプロトコル情報も内部で保持しています.
ただし診断応答のhttp値がない場合はエラーにするため,これで診断値を推測して補いません.ただし,ページ読み込み直後のタイミングによっては,このAPIから取得できるプロトコル情報が空文字となる場合があり,その際も「不明」として処理されます.
IP・国コード・colo
クライアント環境情報として,接続元のグローバルIPアドレス(ip)と接続国コード(loc),および応答したエッジサーバー(colo)の文字列データが表示されます.グローバルIPアドレスは,接続診断リクエストを受け取ったサーバー側から見たクライアントの送信元IPアドレスであり,プロキシサーバーやVPNを経由してアクセスしている場合は,その最終的な中継地点のIPアドレスが表示されます.
表示される値の形式はIPv4またはIPv6の文字列表現となります.
接続国コードは,IPアドレスに基づく地理的割り当て情報を示すアルファベット2文字(ISO 3166-1 alpha-2相当)の文字列です.この国コードはIPアドレスのデータベースに基づいた大まかな割り当てを示すものであり,利用者の精密なGPS座標などの物理的位置を保証する情報ではありません.
また,「応答したエッジサーバー (Colo)」には,リクエストを実際に処理したCloudflareのデータセンターを示す3文字のコード(NRT,KIXなど)が表示されます.これはBGPエニーキャストなどのネットワークルーティング結果を反映したものであり,必ずしも利用者の地理的な最寄りサーバーが応答することを保証するものではありません.
KEX・RTT・WARPの欠損
暗号接続の詳細パラメータとして,鍵交換アルゴリズム(KEX),接続遅延(RTT),スキーム(scheme),およびCloudflare WARPの接続状態(warp)を解析してUIのグリッド領域に展開します.鍵交換アルゴリズム(kex)は,通信の開始時に共通鍵を安全に共有するために使用された方式(X25519など)を示す文字列です.
スキーム(visit_scheme)にはhttpsなどの値が入り,ブラウザのwindow.location.protocolからコロンを除去した値がフォールバックとして設定されます.
RTT(Round Trip Time)は往復時間を表す項目です.本ツール自身が所要時間を測る処理はなく,エンドポイントがrttを返す場合にだけその値を表示します.エンドポイントからのレスポンスにこの値が含まれない,あるいは測定不能な状態である場合は,「測定不能」という文字列がそのまま表示されます.
また,WARP接続状態は,利用者がCloudflare WARPクライアントを利用してアクセスしているかを判定する指標ですが,レスポンスにwarpの項目自体が含まれていない場合は「不明」として扱います.データの一部が欠損している場合でも,ツールはパースできた他の情報を表示しますが,未入力の実測値を勝手に生成することはありません.
再読込と共有時の秘匿
画面のカードヘッダー部分に設置された「再読込」ボタンをクリックすることで,ページ全体をブラウザでリロードすることなく,接続診断エンドポイントへの非同期リクエストを再実行できます.リクエスト中はローディング用スピナーのアイコンが表示され,一時的にボタンが非活性(disabled)状態となります.
ネットワークを切り替えた際や,VPNの接続状態を変更した直後に,通信プロパティの変動を確認する操作として利用できます.エンドポイントからの応答異常等で取得に失敗した場合は,エラーパネル内の「再接続を試行」ボタンから同様の再取得プロセスを呼び出せます.
本ツールの画面上に表示される情報には,グローバルIPアドレスやnavigator.userAgentから取得した詳細なUser-Agent文字列など,利用者のネットワーク環境や端末を特定し得る固有のパラメータがプレーンテキストとして含まれています.画面のスクリーンショットを撮影してSNS等で共有する場合は,意図せず自身のネットワーク情報が公開されないよう,必要に応じてIPアドレスやUser-Agentの項目を画像編集で伏せる対応を行ってください.
情報の変換はブラウザ内で行われますが,診断リクエストの際や,その後のサイト全体の通信においてCookieが後続HTTP要求で送信され得る事実にご留意ください.